あなたがわたしを傷つけない? ヴィクトリアを殺す為に、 わたしを殺そうとしたじゃない…!![血の滴る左肩を、銃をもった右手で押さえて。 一先ず距離をとろうと、少し後ろに下がった。] あなたの何を、分かってほしかったの!?[わかっていることの方が、きっと少ない。それは痛いほど理解していたけれど。何故、あれ程わたしに“絶望”してほしかったのか>>6:191. 何を分かってほしくて、何を分からないままなのか。斜め後ろから見える煌く赤い瞳をじっと見つめつつ、距離を測った。*]