― 天上宮・楼閣 ―[大太刀握り直した所に届いた声。>>23は、と吐き出した短い息は熱を帯びたもの]……そう言われて、はいわかりました、と頷くわけにもいかんのでね。天《そら》の護りは、俺に取っちゃ、何よりも大事な『誓い』にも関わる。容易く、翻す事はできない。[天《そら》を護り、そこに至る。幼い頃に立てた『誓い』と『約束』は、今も護り手の内に強く、ある。カサンドラが言いかけた事は知る由なく、己が信念に基づいた宣を返した後]