[親友の伴侶が内心でどんな感慨を抱いたか、などは知る由もないが、知れば、かなわないなという感想を抱いたことだろう。>>11
相変わらず、優しく強い花のようなひとだ、と思う。
泡雪のような花のイメージが浮かぶ理由は、思い出さないままに。]
私も、同じようなものです。
気づけば、繭の中にいた。
夢、で片付けるには、現実感がありすぎるようですね。
[夢であればよいとは思うけれども、羽を背負ったジルに会えたことは幸運だった。ジークがいれば、てらいもなく「可憐だ」とか「妖精のようだ」とか言うんだろう。
我が妻がいたらどうか、とかどんな翼が似合うだろう、などと関係ないことにまで思考が流れかけて、軽く表情を引き締めた。]