― 清明神社 ―
[この状況だと言うのに。
だんだんと機嫌が良くなってきた炉の様子に、疑問符が浮かぶ。
何が楽しいのかわからないが、仏頂面で睨まれるよりずっといい。>>9
左肘を引く仕草も相俟って、甘えられているような気分になってくる。
喩えそれが錯覚であっても。気づけば此方も、口元が緩み。]
長期戦ってことか。
そうだな次は…二条城にするか。近いし。
っておい、引っ張るな。
どっちに行けばいいかわかってるのか?
[もう癖のようにつっかかってしまう口調も、いつもよりどこか優しい響きを帯びながら。*]