お前は…、どうして、[剣は、過たず彼の命を奪っていた。結局名も知らぬまま終わった敵を、暫し見下ろす。傍らに膝をついて、目を閉じさせた。そのまま、顔を見つめる]全部捨ててから騎士になれ…、か。[ふっと息をつく。そうかも知れない、けど]