……だから。
あたしも、そういう生き方をしたい。
[ それでも心が揺らぐのは。
真実を追って得られた真実が
破滅をもたらすものだったら?って
あの日の絵描きとの会話が蘇る
そういう真実を目の当たりにした時
ねえ、お祖父様だったら………… ]
……あなたは。
真実は常に、信じるべき道標になると
そう、思える人かしら。
それとも時には。
真実を隠して生きることも正しいと。
そう、自分に課せられる性質かしら。
[ どうしてだか、
祖父のことを懐かしむ彼女に聞けば
何かが得られるような、そんな気もして**]