― 階段 ―人間の女なんて、久しぶり。………でも、あんな餌を用意しておくなんて、思っていたよりも過酷なのかしら。[咥内に残る余韻を舌で探りながら、ぼんやりと独り言ちた。吸血蔦に、血気盛んな参加者。それだけでは整合性が取れないような気がして、違和感の原因を探ろうと思いふける。足は丁度1(6x1)段目を踏んだところか]