― 湖上庭園 ―
海上警護か…では式典が終わるまでは会えそうにないな。
元気そうで何よりだ。
[半妖の青年の近況を聞いて、思わす笑みが零れる。
きっと警備しながら欠伸などしているのだろうな。
更に突っ込まれている様子まで容易に想像出来る。
握手には幾許かの間があったが、レトは距離を詰めて応じてくれた>>21。
……随分と冷たいな。
アヤカシの血の影響か何かなのだろうか。
不思議には思ったが、改めて口にすることでも無いと私は考え、問いかけはしなかった。
けれど、不思議そうに握手した手を見遣る仕草は隠せていない]