― 『神魔の領域』・外周の森 ―
[森をずんずんと進む。修練者には慣れたものであった。
途中癖のように、薬の材料となる花びらをとったりしていたが]
おや、これは導きというやつかな?
[違うかな?枯葉色という迷彩色に洒落た桜の紋の蝶>>17に、ほう。と息を吐くものの]
しかしまぁ……豊富な資源があることだね。
[紛争地域の真ん中にしては贅沢な果樹や植物といった実りの数々、流れる小川も美しく、一口分、水を手の上にのせてその清涼さを味わう。
だが同時に、先程の蝶とは別の人ならざる気配も感じられる。]
封じられた地。いっそ自然と魔物の培養施設だった…なんてね。
[シニカルな笑みを浮かべながら、魔域の中心部を目指して歩いていくのであった**]