人狼物語−薔薇の下国

520 竜神乱舞


怪異の巨躯 ディーター

 アデル。俺はだな。……察するのが苦手だ。

[小さな囁きを受けて、きっぱりという。]

 だが自分を示すことならできるだろう。
 それをもってわかりあうとまでいけるかは知らないが、自分を示す度胸もないものに相手を知る価値もない。そう思わんか?

[盟約について、詳しくは知らない。ただそれはアデルだって同じならば、やっておくべきことだと思ったのは偶然にも、舞踏会が求めることと同じ行為]

 相棒とはいっているが、まだほとんど知らんわけだしな。

[未だ竜の姿のほうも知らぬのだ]

 皇玉の座と先ほどいっていたな。相当強いのだろう。だが俺にとって必要なのはそこではないしな。

[理解しあえないそぐわない面があるのかもしれないが、そんなものは生きてきて今更だ。明るくも暑苦しく笑う男は、その点において達観もしていた]

(27) 2019/06/09(Sun) 01:37:36

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