[会いたい。逢いたい。
ずっとずっと寂しくて寂しくて寂しくて
仕方がなかったんだ。
星の同胞に受け入れてもらえなかった寂しさは
ずっとずっとずっと同胞を求めさせて
赤い夢を毎日のように見させるのだ。
滴る血のように、真っ赤な薔薇色の夢。
きっと会える。きっと逢える。
銀の羊のもとで、私は同胞と。
もし金馬に乗り合わせていたのだとしても
すこしずつ狂い始めた勘はそれに気づかせず。
だからそれを邪魔するやつらは
金馬の仲間だって許せない。
私の声と声を繋ぐ同胞との絆を
裂こうとされたなら
私の中の赤薔薇を探ろうとされたなら
私は知らぬうちにも相手をサイコキネシスで
引き裂いてしまうかもしれない。
私の寂しさなど皆は知らないだろう?
同胞を求める想いは何よりも強い。
それが、脳に巣食い始めた
別の存在の仕業とは気づかぬまま]