― 記録保管室 ―
[ 3日目の午前の訓練行程を終えた後の休息時間を使いドロシーを探しに記録保管室へやってきた。
ドアをノックし許可>>23を得てからドアを開ける。
中では仕事中らしかったドロシーがこちらに顔をあげ微笑んでいた。 ]
あ、いえ、その...
ドロシー殿に個人的な相談ごとがあったのでありますがお仕事中であるでありますか。
その急を要する相談ではないので別の機会でも…
[ そう言い終わるか言い終わらないかのうちに紅茶の入った紙コップを受け取った。
カシムはそんなドロシーと紅茶に目線が行ったり来たりした後、彼女の促す表情から意を決しぽつりぽつりと喋りだす。 ]
相談は、同部屋のサシャについてであります。
どうも毎夜魘されているようなので、声を掛けるべきか迷っているであります。
あ、いえ、別に眠れないとかそういった事ではないであります。
ただ、本当に辛そうでそこに軽い気持ちで踏み込んでいいのかとも思ってしまうのであります。
それで同じ女性であるドロシー殿の意見が聴きたいなと思った次第なのであります。*