(なんだ?)パチ…パチ…… 「…はい」[ エレオノーレさんは着ていたコートを、僕に向かって差し出していた…] ( 確かに寒いけど…、君の方が危ないだろう…僕ならまだ…)[ 足が止まり、コートを受け取るのを待っている吹雪の中だというのに、まるで平気そうな様子。驚きはしたが…マレンマは、素直に従うことにした…それは、寒さだけではなく、"もうひとつの意味"もあったのかもしれない。] ありがとう…ございます…。[ 少し小さいが、羽織る] (暖かい……)