ったく。 いくらなんでも、無茶苦茶だろーが。[声が伝えてきた内容に、は、と一つ息を吐く。高所にいるこちらは目立つもの、先の矢雨を潜り抜けた兵たちが集まってきているのを見つつ] ……引き付けるだけ、引き付ける、か![そうすれば、戦闘慣れしていない者たちが避難する時間を稼げるだろうから、と。殊更、居場所を主張するように鈴を鳴らして、力を集中させていく。**]