[ ――――パァン。][響いた銃声と共に、掠めたのは狙った右肩口だったろうか。>>23。痛みに眉を寄せる様子に。こんな状況でもまだ――…彼が傷つくことに胸が痛む自分がおかしい。] ―――…っ! ――うっ。[立ち止まるなら、もう一発…と銃口を向けるも。床を蹴って此方へ振られた獣の腕が、左肩を掠めて>>24.ぱっと赤い血飛沫があたりに飛んだ。]