[名前を呼ばれれば>>18目を細めて、なぁに?と囁く。彼の手が伸び、自分の頬に触れるその体温に何故かとても安心感を覚えて。]どうしたの?[クスクスと笑いながら、何故か不思議なものに触れるかのようなその仕草に問うた。───と次の言葉に一瞬キョトンとする。何も変わらなくても私たちは一緒に居るだろう、それは自身の中で疑いようもないことであったが、何故か今はその言葉を口にした彼の心が分かる気がした。ほんの少し揺れた瞳の光には一つの迷いもなく。]