[あの出会いから数年たった頃、マダムからダーフィトの伝言を知らされた。>>5:328 へえ…めでたいな。 嬉しいぜ。 店に“小熊”の名でワイン一本入れといて。 年は──俺たちの出会った時ので。彼が罪の意識を昇華して、嫁でももらうことになったのかと思った。それは祝うべきことだ。「男と知った上でのご指名よ」となにやら曲解したマダムがはしゃいでいたが、勘ぐり過ぎだって。]