……と、まあ。
一連のあれこれの裏には、東の龍のお家騒動とか、そういうのがあったみたい。
[海中で聞いた声が語った事>>5:190 >>5:191を一通り話した後、視線向けるのは肩にがしっ、と掴まる小さな瑠璃色の龍]
……でー、俺に最後に呼びかけて来た声……多分、東海龍王本尊じゃないかな、と思うんだけど。
そちらさまから託されたのが、このチビっ子。
あの海龍の、過剰な力から生み出されたもの──だから、あれのこどもみたいなものって言えるかな。
『……海原にて導となるものを』って言ってたから、多分ふつーに役に立つんだと思う。
[役に立つ、という言葉、それを肯定するように、海龍はきゅー、と鳴いた。
合わせて尻尾を振る様子は、傍目、動くぬいぐるみ。
しかし、竜や精霊に関わるものであれば、それが秘める力は容易く読み取れるはず]