― 上空 ― ……………、おや。[逃げ去るならば攻撃を止めさせよう。 今にもそう指示しかけていた大天使は、 何を思ったのやら引き返してくる装甲車>>24に目を瞬いた。 近づいて来る装甲車に再び光の槍構える天使らを片手で制する。 面白い、と。 どうやら此方へ来るらしきに、ふわりと地上近くへと舞い降りた。 下級天使らを盾と控えさせることもない。 その必要もない。との姿であった。]