── 過去・晩秋のソナタ(仮) ──
ふふふ、ポーズ取ってくれるの?
[見ていれば綺麗な毛並みのねこちゃんは、毛繕いをし、教会の扉の前のとても良い位置でその顎をピンと上げた。]
其処がいいのねー
分かった、じっとしててねー?
[会話は成立しているらしい。雪の塊に見えた白猫の細く透ける白い毛は、秋の高い空から落ちる日差しを浴びて輝き、その次の季節に舞う雪の様相を見せる。]
モデル料払わなきゃねー
何がいいかなー?
[問いかけには答えはあっただろうか。そんなやりとりをしながらスケッチブックの新しいページにペンを走らせること85分。出来は5。0〜30:いつも通り31〜60:そこそこにいい出来61〜90:いつもより上手い出来91〜100:ぱーふぇくと!]