理性的な選択です。
[幾ばくもないオズワルドのために決意した
凛と美しい、哀しい顔>>22を認めて目礼し、オズワルドの背後に周る]
お褒めに預り光栄です、おにいさん。
……寝台を共にしたのは君だけだ、とでも弁解しますよ。
[ひた、と鉈を頚筋にあて深々と押し込む]
俺のオンナ、を否定される前に。
一足先に、理想郷に逝かれるといい。
[などという皮肉は、唇の温かさ>>24に掻き消されているだろうが。
ぎこちない、軽薄な言葉で彼を送る。
涙の余韻を引きずるには、彼から多くのものを奪いすぎる。その自覚はあったから]