人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


盟主 ジェフロイ

[立ち上がり見回せば、もはや戦闘は殲滅戦の様相だった。
命乞いをする騎士などひとりもおらず、
背を向けて逃げ出すものさえもなく、
結果として、最後の1人までをも殺しつくす戦いになる。

戦いの音が消えた戦場は、酷い有様だった。
寡兵とはいえ王国騎士の実力は民兵とは比べ物にならず、
従う歩兵たちもそれぞれに勇猛だった。
彼らが、シロウの遺志を背負って戦っているのだとは
気づくことはなかったが。

多くの者が傷つき倒れ、
立っている者も重い疲労を背負っている。
そんな戦場を見回して、背を伸ばした。]

(26) 2015/03/14(Sat) 12:18:38

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