[魔物にならなければというユーリエ>>14に
頷きたくはなるけれど]
人の身で教会を敵に回したのだ。
捕えられ裁きを受ければ終わってしまう。
生き延びるにはそうするより他なかった。
[魔物になるより他なかったと語る。
見詰める琥珀>>15に翆玉は瞬き]
やはり許しては貰えないか。
[言葉少なな彼女が己の身を考えたとはすぐには知れない。
けれど聖女に纏わる話は幾らか聞いていた男は
立ち上がろうとする彼女の様子を痛々しそうに見遣る。]
――…足、早めの処置を。
無理をせず仲間を呼ぶといい。
私は、すぐ立ち去る。