―2日目・AM10:00・第五訓練場―
ああ……分かっている。
[裾を引く力がある>>23、ということは命に別条はないらしい。その上救援を要請する意志があるというのは思考までやられているわけではない。不幸中の幸いとはこういうのを言うのだろう、防御魔法を纏わせた右手を相手の口元に添えて、可能な限り優しい声を耳へと落とす]
これからお前の変調の原因になっているキノコを吐かせる。
落ち着いたら救護室に運んでやる。
優しくする余裕はないが、覚悟は良いな?
[問いかけの形を取っているが、その実問答無用だ。相手が了承の意志を見せれば即座に手を突っ込んで吐かせる気でいる]