……ツェルっ!?[後を託し、離れてきた戦友が、友の名を呼んでいる。それが、何を意味するのか。とっさに走り出したくなる揺らぎは、抑えた。自分は何のためにここにいるのか、と。そんな自問の後、横に流れた銀灰は、再び目の前へと向いて]