―客室4―[落ちた。何か柔らかなものの上に落ちた。>>10 楠の頭の上、ぽっふんと小さな馬も落ちてきた。]あ――…わるい。今どく…[口では言うものの、身体が重かった。 魔女服はといえば茨の棘のせいであちこち孔が空いており、髪や身体の冷たさが伝わりそうな近い距離。 瞳を閉じると同時に変身が解けてしまった。]