―0日目・PM7:30・バルコニー―
[担当教官の話が終わり例の立食パーティーへ顔を出したはいいがあまり気乗りせず、皿にいくつかの料理を乗せ酒の入ったグラスを持ってはバルコニーの方へと避難した。
社交界であればパーティー参加者に挨拶回りをしてるところだったがそれを気にする必要もない。そう判断しての行動だった。]
…この様にパーティーから抜け出すなんて初めての事ですね。
[誰もいないにも関わらず、すっかりと慣れてしまったこの言葉遣い。
一種の呪いとすら思えてしまう程、両親から受けた教育が今の自分を作り上げてる。]
このテリーヌ…きっと美味しいのでしょうね。
[一口だけ咀嚼したソレを見つめてはそう小さく呟いて]