人狼物語−薔薇の下国

533 R【P】村2


司祭 ルートヴィヒ

[大人二人が入るのがやっとの大きさの地下室の壁には棚がしつらえられ、その棚にぎっしりと葡萄酒のボトルが詰め込まれていた。…はそこから無造作に数本を取ると、ディークに渡す。]

私が持っていても宝の持ち腐れですし、水で薄めてミサに用いるには些か値が張るものばかりのようです。邪悪を払う「神の血ワイン」として、今夜、宿で皆さんに振る舞うことにいたしましょう。

…運ぶの、手伝ってくれますよね?

[…は有無を言わさずディークに数本、ボトルを抱えさせた。]

貴方に差し上げたものではありませんからね、夕方まで手を付けないように!これ以上、宿の来訪者の金品を貴方が巻き上げるくらいなら、神も喜んでその血を提供するでしょう。

[…も数本のボトルを抱えると、持たされたボトルの重さに文句を言うディークを押し出すように地下室の階段を上った。その…の耳に、礼拝堂から弦楽器の音とともにカレルの歌声>>14が届く。]

…どうやら、運び手が一人増えたようですね。運び出せるだけ運び出しましょう。

[…はにやりと腐れ縁の友人に笑みを見せると、礼拝堂に向かって声を上げた。]

カレル殿!神の御前で、なんと恐ろしい歌詞の歌を歌っているのですか!

この荷を運び、夕にはそれを飲み干す手伝いをしないことには、神はその罪を赦しませんよ!

(26) 2020/03/01(Sun) 14:42:41

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