………っ、や。ぁ
[あ。と思った。眼鏡を取った姿に
その目に吸い込まれる。銀色が紫色と絡み合い、手が足が止まった。力を失って動く事を止めた。相手の視覚が失われたとは気づかない。ただ、動けないことに息を飲んで。首を振りたくて。]
『あくまがっ』
[けだもの。と、睨む。
縋る為の手すら、封じられた状態。ただ目だけが動き、此方が見えぬ彼を。火照った身体は収まらない。拒絶するのは心ばかり、躰は先ほどの口付けの続きを求めるように汗を浮かばせ。
青白く染まった肌が、呼気によって上下する>>13
もうぽやぽやもふしゃぁぁもすることが出来なくて、動かない分、ただただ耐えるように、脅えた眼の奥に光を隠した。
穢れ落ちても――心までは、と頑なに*]