[もう随分遠くになった陸地へと視線を戻すと、隣に気配を感じた>>15。そちらを見る前に聞こえた声に、アイリだと確信する]
…聞こえてたか。
トラブル、というかなんというか、アイリは新しく来たメッセージは見たか?
俺はもう、ローゼンさんに完全に遊ばれてる気がする…。
[柵に両腕を乗せて顔をうずめて、ハァァー…と長いため息。再び顔を上げてアイリの方へ視線をやった。
先程ドロシーにカーディガンを貸していた事を思い出し、だったらアイリは少し寒いんじゃないだろうかと考え、おもむろに羽織を脱いだ]
さっき、ドロシーにカーディガン貸してただろ。これ着ておけ。
[自分にはお酒で上がった体温があるから、まだ平気だろうと、羽織をアイリに差し出した]