屋根の修理は急務だな。[仕方ないと机に向かい、雑然としつつも一応仕分けしている書類の急務のものを手に取った。先日の強い風で屋根の一部が破損した家屋。老人のみの家なので、早々に修復をしなければ]残っている若人に声を掛けるか。[自分が昇ってもいいが、足を滑らせる気がして苦笑した。ここは若い者を使うべきだと、村にまだ残っている男達を思い浮かべる。さて誰を使おうかと、少々悪い顔]