― 神代の遺跡 ― おう。シェンも無事だったか。[ロー・シェンの声>>22が聞こえれば、そちらへ視線を向けた。 彼も青年と白銀竜に気付いたか、警戒するような眼差しを見せている。 そういう反応の違いに、内心頼もしさのようなものを感じつつ][世界の在り方云々は、大きすぎて実感の湧かないことだったから、先の青年とのやり取りでも自分からは触れなかったことだ。 だから彼がそれを口に出したことに、少し興味深そうな顔をしつつ会話を見守っていた*]