ー第2エリア・医務室ー
[医務室……それは、病院というよりはその前の簡易的な、学校で言うなら保健室的な役割を果たす。
医者に見せるまでもない軽い怪我を診たり、薬は出せないが体を温めたり冷やしたりして休めたり、ただ茶飲話の相手になったり。
そんな、シルバーメリー号の医務室に、このセシル・アリスバックは勤務していた。
本日ものんびり。
先ほど、お菓子を食べに若者が来た。
その前はお茶のついでにおばさまにお菓子を差し入れて頂いた。
基本的にここはのんびりと暇である。
ただし、風邪が流行ったりすると
「なんか喉が痛い〜」
「なんかだるい〜」
と、カゼかも〜と現れながらのど飴を求めに来る人たちで溢れる、こともあるが。
今日は比較的のんびりなものだから、医務室に貼る新たな掲示物を考えながらコーヒータイム]
………やっぱり予防、かな。
それとも、虫歯。
[最早牛乳の方が多そうな白っぽいコーヒーを飲みつつ、ネタに頭を悩ませるのだった]**