日が暮れてから戻るんですね。それではテントを張ってから行ってまいりますっ!![>>22本を読み始めた彼に背を向けて、作業をしようと簡易テントの設営に入る。軍で教わった通りのマニュアルのような動きを意識するのは、奇想天外な教官に対して、己の平静さを保つためだろうか。それが済むと反対方向に走り出す。ちゃんと任務完了できるだろうか…といささか不安を感じてくる。彼の言うとおりなら、日が暮れるのは早いだろう。急がなければ……そう、自然と焦ってくる]