しっかし……この人一般人、だよなー。参ったなぁ、ほっとくわけにもいかないし……。[気を失ったままの男を見下ろし、右手を自身の頬に当てる。]けど凄いね……。これが、異能と、ただの人間の差、かな?[あの時の自分は、ただ逃げ惑うばかりで、何もできなかった。そんなことを思い出しつ、本部への通信機を取り出した。]