[一緒に暮らす家族にかける言葉としてはおかしいことに、リーザと同様気付いていない。
今はそれよりもリーザの心境に意識が向いていたから、視線を合わせて大きく頷き返す。]
大丈夫ですよ。あなたの年齢ならば、このような状況で不安に思うのが当然です。
遠慮せずに思ったことを素直に伝えてくださいね。私は出来る限りのことをしますから。
[リーザが差し出した手>>26を取り、そっと握ると立ち上がった。]
あちらに明かりがついた家があるようですから、行ってみましょう。もしかしたら私たちの知り合いもいるかもしれませんし。
[お菓子の家の方向を空いている手の人差し指で示すと、歩き始めた。]