― 鉄底族の宿舎/会見の後 ―[炉の見物をしていたヒトガタに人間の使者のことを知られ、決闘について聞かれれば、偉大なる鷲髭のゴルバはごく簡潔に「受けた」と答えた。>>4:306約定はなにひとつ交わしていないとは言ったが、立会人については渋面を作り、暫く沈黙する。最も、顔の造作のせいでいつだって渋面に見えるのだが。結局は「随意に」の一言で、立会人を了承した。]*