人狼物語−薔薇の下国

448 vinculum lapis


電気石の赤鬼 キアラ

― 『世界軸』中層・儀式の間 ―

 ただ、い、ま……?

[掛けられた言葉>>0に反射的に答えるけれど、その視線は神子の姿に釘付けになっていた。
 その背に負うのは六翼、それはまるで、天界に住まうという天使を思わせる姿であった。
 ――否、事実として天界に由来する力なのだろう。
 翼人族のシルキーに対しては感じることのない、背筋が粟立つ感覚と本能的な忌避感を、神子に対し感じていたのだから]

 …………っ

[心を鎮める左耳の黒曜石を思わず握る。
 一度深呼吸をすると、厳かに告げる神子>>1へ眼差しを向けた。
 彼の言葉を、『柱』たちはそれぞれに受け止め応えを返すだろう――その間は無言で控えていた。
 一頻りやり取りが済んだ頃合いで、神子の前へと進み出る]

(25) 2016/09/24(Sat) 15:00:41 (suzukake)

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