……でも、やっと本音が聞けた気がする。[グラスを煽り、言葉を続ける] それからな。 救われた、だなんて…… そんな辛気臭ぇ顔で言うなよ。馬鹿。 まるで、これで終わりみたいじゃねぇか。 俺たちはあの頃から何も変わってねぇし、 ――変わらねぇよ。 なにがあっても、 お前は俺の大事な友人だ。[小さく呟いた言葉は聞こえなくとも、いつもと違う口ぶりからただ事ではない事は察せた*]