― 学校跡地・臨時執務室 ―
[ジェフロイと話が終わったらしいカサンドラが、
部屋から出てくるのが見えた。
ウェルシュが部屋に入ろうとする所を、呼び止める]
ドーベルニュ少佐。……お加減は。
[問うてから。
軽く一礼した後に、開かれたドアの入口で。
ここに来た理由を口にする]
ラウエンブルク大佐。失礼いたします。
……差し出がましいかとは思いましたが。
情報の共有と、今後の方針についての指示については、直接頂いた方がよろしいかと存じます。
皆に、こちらに集まるよう、伝達してもよろしいでしょうか。
[そう口にして、ジェフロイの判断を仰ぐ。
彼が頷けば、帝国の高等武官及びその補佐等に、それが伝えられるだろう*]