……一番辛い時、か。[オクタヴィアの繊手は体ではなく 心の柔いところを抉ってくる。 どんなに恐ろしかろうと、追い詰められるサシャを 守るため混迷極める場に舞い戻った、彼女の意志>>21という武器で]寄り添うなんてこと。息絶えるまでの時間しか、俺は俺に許せませんでした。[サシャの未来も心も諦めきっていた。 血肉と悲痛の甘さだけが、彼女と繋いでくれる気がした]……後悔だけは、しない。