[ 全てが終わったあと、
着替えたばかりの二着目を駄目にしてしまったので
再び部屋に行って着替えなければ行けなくなった
考古学者は、例のごとく自室へ踵を返して
もう一着の着替えを取ってきた。
三着目である。
これ以上は服を無駄にしないといいがとか
誰かを殺してきたことには目を瞑って着替えたら
自室を出て、適当に歩き出す。……と。
メイン・サロンの方角がざわざわと
騒がしいことに>>15気がついたので、
何処へともなく向けた足をそちらへ動かす。
もしかしたら、
惨状の跡は片付けられてしまっていたかもしれないが、
生々しい泥濘と血の匂いがそこで何が起きたのかを
克明に物語っていて、何があったのかを聞く前に
暫し、様子をみようかと
集まる顔ぶれ>>17>>20>>21に目を向けた…。* ]