正直宛が無いわけでも…無いのだけど。
正直任せられるかどうかなんだよね。
[そう言って溜息を。親を殺したのは己、そして孤独のまま殺そうとしたのも己。だが、自身が死ぬと分かるとこの子への懺悔の気持ちが心の中を疼く。
…まだ幼い子には酷い話だ。どんなに嫌でも、残念ながら多くの人が死ぬのだから。それを意識すればやるせない思いが拳に込められて、壁に激しく打ち付けられる。]
可能性の範疇だけど…テオドールさんか、カレル。二人に任せるのが一手かな。ただ、僕らも≪誰が死ぬか≫全てを把握しきれてない。その二人も死ぬかもしれない。
…恐ろしい話だよね、シェイ、ごめん。
[僕らも君を残してしまうだろう。そう考えて、一つ浮かんだのは…]