[手綱を取り、ココンの背へ。 術や皆の後押しの雰囲気はココンへも伝わっていて、眼差しにやる気が満ちている] 卒業してから初めての大物だね。 ――行くよ、ココン![大物というにはあまりに大物過ぎる相手だが、その辺りは意識にない様子で。 ばさり、と風を打ち宙へ舞い上がる] 見えた! あれは……蛇? 羽とか生えてるけど……。[風竜を思わせる翼だが、お仲間だとは言い難い。 向こうの間合いには入らないと思しき距離で、ココンに合図を送る] ココン、風の渦!