― 宿屋の一室 ―
[昨日と同じ部屋。宿屋の一室で目が覚める。
何となくだが、昨日と比べて身体が軽い。
寝がえりを打っても、お尻の辺りに引っかかる様な感覚も無く。むしろカサンドラとの事を思い出し、前の方に引っかかりを覚えt
そのまま、尻尾がある筈の場所へ手を伸ばす。]
…な……ない………!
(…わ……わふ………!)
[もう翻訳カッコはいらないですかそうですか。
ガバッと起き上がり鏡を覗きこめば、頭にあったオオカミの耳が消えている事にも気付き。]
結局…呪いだったのでしょうか。
…あーあーあーー。
話せるって素晴らしいですね。
[もう余計な文字数を取られなくていいのかと思うとペンと紙で伝えなくていいのかと思うと、自然と笑みが零れる。]