人狼物語−薔薇の下国

252 グラムワーグ・サーガ2


灰鋼色の竜 ディルドレ

[竜が暫くの間瞑目すると、長く伸びた爪の下には、青銀色をした手のひら大の水晶のような塊が現れる。大きく輝くそれには力が、そして数千と生きた竜の念も込められている。]

それは触媒にでも媒体にでも、手を加えれば呪具にもなるだろう。
それもいらなきゃ誰かにやるか…
まぁ宝石としての価値もあるだろうから売ってもいいさ。
それも好きにお使い。

今あたしがあんたにしてやれそうなのは、これくらいかねぇ…。

[そう告げた竜は目をあける。

だがあけたのは左目だけ。
右目は閉じられたまま、開くことはもう*ない*]

(25) 2014/09/18(Thu) 02:42:04

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