……わけ、わかんねぇ。禍根とか、弟は一人とか、何の話だよ、それ。[呼吸整え、投げかけたのは、疑問。問うてはいけない、踏み込んではいけない──そんな、警鐘めいたものが心の内を過ぎる、けれど]大体、なんで。あんたが、俺と同じ『お守り』持ってんの……![幼い頃から片隅に積み上げてきた、幾つかの引っかかり。そこに繋がる何かが見えるかも、と思ったら、問わずにはおれなかった。**]