……『狂刃』ギィ……。絶対、一発、ぶん殴る。[改めて固めるのは、年頃の少女としては物騒な決意、ひとつ。ともあれ、今は疲れを癒さなければ、と。何か異変があればすぐに察知できるよう、周囲に力を帯びた水を巡らせて。淡い色の翼に包まるようにしつつ、近くの木に凭れて休息を取った。**]