[歩み寄って来た少年>>21に、アイリと似た人懐っこさを感じて。初めてましての人と話すのが得意ではない自分にとって、優しい人が多いなぁ、なんて思った]
ん、そうだ。俺はイェンス。宜しくな。
[いつの間にか客になってた、なんて説明は面倒だったから、もう客だと言い切る事にした。握手に応えながら相手の見た目年齢に、学生かと見当をつけた]
学生…だよな?ローゼンさんの友好関係、やっぱり広いな。
[しみじみと呟いていると、視界の端に駆け回る少女>>10が映った。
元気にはしゃぎ回りながらも、くしゃみをするその姿に、羽織を貸そうか、でも一人で居る少女にそう話しかけると不審者扱いされるんじゃないか…、なんて難しい顔をしながら考える。
悲しいかな、自分の目つきの悪さは自覚があった。
そうこう悩んでいるうちに、やってきたアイリがドロシーにカーディガンを渡している>>14のを見て、ホッとため息をついた]