[とはいえ、にやけてる場合じゃないと頬をきゅっと引き締め]
元気よくてうれしいなぁ、
まだまだいくよ、ついてきてねーーーー!!
[振り上げた拳を合図に、私の横をぴょこぴょこしてる桃色が口をぱかっと開けて。
私の頭上で弾けた小さな火花のパチパチパチという音から始まる演奏に合わせて
次の曲を歌い始めた私と一緒に桃色もきゅうきゅう歌う。
私はこの桃色と出会うまでは、
こういった舞台で歌い踊る夢を持って邁進していた───
今は、歌って踊れる騎竜師を目指す──
修練生だ**]